水出しコーヒーは、コーヒー豆を水に浸して抽出するコーヒーの淹れ方です。
雑味が少なく、まろやかで飲みやすいのが特徴です。
しかし、水出しコーヒーを淹れたときに「薄い」と感じてしまうことがあります。
適切な淹れ方をしないと、水出しコーヒーが薄くて物足りない味わいになってしまうことがあります。
ここでは水出しコーヒーが薄い原因と、水出しコーヒーをおいしく淹れるコツをご紹介します。
コツをつかんで、自宅で本格的な水出しコーヒーを楽しみましょう!
水出しコーヒーが薄い原因

ここでは水出しコーヒーが薄い原因を紹介します。
コーヒー豆の量が少ない
水出しコーヒーが薄いときは、コーヒーと水の比率を確認しましょう。
水出しコーヒーを淹れるときの比率は、粉:水=1:10~12.5が一般的です。
コーヒー豆の量が少なすぎると、抽出されるコーヒーの濃さが不足し、薄い味わいになります。
抽出時間が短い
水出しコーヒーは通常、8~12時間以上の時間をかけて抽出します。
抽出時間が十分でない場合、コーヒーの風味や深みが不足し、薄い味わいになります。
水の温度が低い
水の温度が低すぎると、コーヒーの成分が十分に抽出されません。
水はお湯よりもコーヒーの成分が溶け出しにくいため、水温が低すぎるとコーヒーの成分が十分に抽出されず薄い味わいになります。
コーヒー豆の挽き方が粗い
水出しコーヒーでは、コーヒー豆を中細挽きに挽くことがおすすめです。
粗い挽き方をすると、コーヒー豆の表面積が少なくなり、コーヒーの成分が抽出されにくくなります。
これによって薄い味わいになることがあります。
水出しコーヒーをおいしく淹れるコツ

ここでは水出しコーヒーをおいしく淹れるコツを紹介します。
適切なコーヒー豆を選ぶ
水出しコーヒーを淹れるときは、水出しコーヒー用の豆を使うとおいしくなります。
自分で豆を選ぶときは、中煎り以上の焙煎度のものを選ぶのがおすすめです。
コーヒー豆の鮮度が悪いと味が落ちるため、新鮮なコーヒー豆を選びましょう。
正確な豆の量を測る
コーヒーの量は抽出の濃さに直結します。
一般的な目安としては、水1リットルに対してコーヒー豆80〜100g程度がおすすめです。
豆の量を正確に計量し、理想の濃さを目指しましょう。
適切な水温で浸出する
水温が低すぎるとコーヒーの成分が抽出されにくいので、水出しコーヒーは常温(20℃程度)の水で抽出するのがおすすめです。
ただし、水温が高すぎると苦味や渋みが強くなります。
気温の高い時期は、常温の水の温度管理に注意しましょう。
長めの抽出時間を確保する
水出しコーヒーは通常、8~12時間以上の抽出時間が必要です。
十分な時間をかけてゆっくりと抽出しましょう。
コーヒーが薄いと感じたときは、最大24時間を目安に抽出時間をのばしていきましょう。
水出しコーヒーの楽しみ方

水出しコーヒーはそのまま飲んでもおいしいですが、さまざまな楽しみ方があります。
ここでは水出しコーヒーの楽しみ方を紹介します。
アイスコーヒーとして楽しむ
水出しコーヒーに氷を加えて、スッキリとしたアイスコーヒーとして楽しむのがおすすめです。
砂糖やミルクを加えてマイルドな味わいにするのもよいでしょう。
濃淡を楽しむ
水出しコーヒーは抽出時間やコーヒー豆の量、水の比率を調整することで濃さをコントロールすることができます。
自分の好みに合わせて濃い味わいや軽やかな味わいを楽しむことができます。
また、複数の抽出方法や器具を試して、それぞれの特徴や味わいの違いを楽しむこともおすすめです。
シロップやクリームでアレンジ
水出しコーヒーはシロップやクリームを追加することで、独自の風味を楽しむことができます。
バニラシロップやキャラメルシロップ、ホイップクリームなどを加えることで、より豪華な味わいを楽しむことができます。
カクテルのベースとして利用する
水出しコーヒーはそのまま飲むだけでなく、カクテルのベースとしても活用できます。
水出しコーヒーをトニックウォーターと合わせたコールドブリュートニックがおすすめです。
またコーヒーを抽出するときにフルーツを加え、フルーツコールドブリューを楽しむのもおすすめですよ。
水出しコーヒーは夏にぴったり!
水出しコーヒーは、雑味が少なくまろやかで飲みやすいのが特徴です。
自宅で本格的な味わいの水出しコーヒーを楽しむためには、コーヒー豆の量、水の温度、抽出時間などに注意しましょう。
暑い夏は水出しコーヒーで乗り切るのがおすすめですよ。


