コーヒーの香りにリラックス効果があることはよく知られています。
しかし、コーヒー豆の種類によってはリラックス効果があまり高くないものもあります。
実はコーヒーの香りには、リラックス効果を高めるものと集中力を高めるものがあります。
ここでは実際に行われた実験から、リラックス効果の高いコーヒー豆を紹介します。
コーヒーの香りでリラックスできる仕組みとは?

ここではコーヒーの香りでリラックスできる仕組みを紹介します。
香りは脳に直接作用する
五感の中で、唯一脳に直接つたわるのが嗅覚です。
香りをかぐと脳に直接作用して、さまざまな効果が現れます。
リラックス効果のある香りをかぐと、脳の中でα波が高まります。
α波はリラックスしたときに出る脳波です。
リラックス効果のある香りをかぐと、脳のα波が高まるのでリラックスできます。
実験でわかったコーヒーの香りの効果とは?

ここでは実験でわかったコーヒーの香りの効果について紹介します。
実験の内容は?
コーヒーの香りの効果をたしかめる杏林大学の実験は、2種類行われました。
1つ目の実験ではコーヒーの香りで脳のα波が高まるかどうかをたしかめました。
2つ目の実験では、コーヒーの香りをかいだあとボタンの早押し実験を行い、集中したときに出る脳波の様子を測定しました。
使ったコーヒー豆は、ブラジルサントス、グァテマラ、ブルーマウンテン、モカマタリ、マンデリン、ハワイコナの6種類です。
この実験により、リラックス効果の高い豆と集中力を高める効果のある豆がわかりました。
グアテマラとブルーマウンテンはリラックス効果が高かった
実験結果から、グアテマラとブルーマウンテンはリラックス効果が高まることがわかりました。
マンデリンやハワイコナ、ブラジルサントスでは、リラックス効果が高まることが確認されませんでした。
マンデリン、ハワイコナ、ブラジルサントスは集中力を高めた
実験結果から、マンデリン、ハワイコナ、ブラジルサントスは集中力を高めることがわかりました。
この3種類の豆は、リラックス効果が見られなかった豆です。
この実験により、コーヒー豆はリラックス効果を高めるものと集中力を高めるものに分かれることがわかりました。
コーヒーの香りの効果をさらに高める方法とは?

実験により、コーヒーの香りにはさまざまな効果があることがわかりました。
ここではコーヒーの香りの効果をさらに高める方法を紹介します。
香りが強いのは深煎りコーヒー
コーヒーの香りは焙煎度合いによっても変化します。
もっとも香りが強いのは、時間をかけて焙煎した深煎りコーヒーです。
コーヒーの香りの効果を高めたいときは、深煎りコーヒーを飲みましょう。
砂糖を入れてリラックス効果UP
コーヒーのリラックス効果を高めたいときは、砂糖を入れましょう。
砂糖にもリラックス効果があるので、リラックス効果が高まります。
コーヒーの適温を保つ
コーヒーの香りは、冷めると弱くなります。
コーヒーの香りを楽しむためには、コーヒーの適温を保ちましょう。
保温力の高いカップを使ったり、フタつきのカップを使うことで、コーヒーの香りをさらに楽しむことができます。
コーヒーの保存状態に気をつける
コーヒーの保存状態が悪いと、コーヒーの香りも飛んでしまいます。
コーヒーは空気にふれない密閉容器に入れて保存しましょう。
ゆったりと香りを味わう
コーヒーの香りの効果を高めるには、ゆったりと香りを味わうことも大切です。
コーヒーの香りをかぐ前に、一度深呼吸しましょう。
目を閉じてゆっくりと呼吸しながら香りをかぐと、コーヒーの香りをさらに楽しめます。
コーヒーの香りの効果は豆によって異なる!
コーヒーの香りの効果は豆によって異なります。
リラックス効果を高めたいときは、グアテマラとブルーマウンテンがおすすめですよ。


