暑い季節になると、冷たいコーヒーが恋しくなりますよね。
ダッチコーヒーとコールドブリューコーヒーという言葉を聞いたことはありますか?
これらは水出しコーヒーの一種であり、アイスコーヒーを楽しむための人気のスタイルです。
ダッチコーヒーとコールドブリューは、どちらも水でコーヒーを抽出する方法ですが、水出しの方法や味わいの特徴に違いがあります。
ここでは、ダッチコーヒーとコールドブリューの違いについて、水出しの方法や味わいの特徴を比較してみたいと思います。
水出しコーヒーの種類や違いを知って、お好みのコーヒーを見つけてみましょう。
ダッチコーヒーとは

ダッチコーヒーはお湯ではなく、水でゆっくりと時間をかけて抽出するコーヒーです。
ダッチコーヒーは、ウォータードリッパーと呼ばれる器具を使い、点滴のように1滴1滴抽出するのが特徴です。
「ダッチ(Dutch)」とは「オランダの」という意味ですが、オランダで飲まれているわけではありません。
オランダがインドネシアを領土にしていたころ、インドネシアで栽培されていたロブスタ種というコーヒー豆をおいしく飲むために考案されたのが、ダッチコーヒーです。
コールドブリューとは

コールドブリューとは、コーヒー豆を水に浸して抽出する方法で淹れるコーヒーです。
コーヒー粉をポットやピッチャーなどで水に漬け、長時間かけて抽出します。
コールドブリュー(cold brew)とは、低温抽出という意味です。
お湯ではなく水で抽出することから、コールドブリューと呼ばれています。
ダッチコーヒーとコールドブリューの水出しの方法の違い
ダッチコーヒーとコールドブリューコーヒーは、どちらも水出しのコーヒーですが、その抽出方法には違いがあります。
ダッチコーヒーの水出し方法

ダッチコーヒーは、ウォータードリッパーを使用して抽出されます。
ウォータードリッパーは1滴ずつ水を滴下しながらコーヒーを抽出します。
この方式を滴下式とも呼びます。
できあがりまでの時間はウォータードリッパーによって異なりますが、8時間程度はかかります。
抽出にウォータードリッパーを使うことが、ダッチコーヒーの特徴です。
コールドブリューの水出し方法

コールドブリューは、コーヒー豆を水に浸して抽出します。
コーヒー粉を水と一緒にピッチャーなどの容器に入れ、時間をかけて抽出します。
この方式を浸漬式とも呼びます。
抽出には8~12時間ほどかかります。
専用の器具なしで抽出できるのが、コールドブリューの特徴です。
ダッチコーヒーとコールドブリューの味わいの特徴の違い
ダッチコーヒーとコールドブリューコーヒーの味わいには、以下のような特徴的な違いがあります。
ダッチコーヒーの味わいの特徴
ダッチコーヒーは1滴ずつ抽出するため、1滴1滴にコーヒーの味や風味をしっかりと閉じ込めることができます。
抽出時の味のばらつきも起こりにくく、最初から最後まで変わらない味わいを楽しめます。
芳醇な香りとコクのある甘味がありながらも、すっきりと飲みやすい味わいになるのが特徴です。
コールドブリューの味わいの特徴
コールドブリューはすっきりとした甘みが特徴です。
コールドブリューはダッチコーヒーよりもさっぱりした味わいのことが多いです。
コールドブリューは漬ける時間の長さによっても、味が変わります。
ダッチコーヒーとコールドブリューの器具の違い
ダッチコーヒーとコールドブリューは、使う器具が異なります。
ここではそれぞれの器具を紹介します。
ダッチコーヒーの器具
ダッチコーヒーを淹れるためには、ウォータードリッパーを使います。
ウォータードリッパーは以下のような商品があります。
ハリオのウォータードリッパーは、天然木を使用したシンプルなデザインが特徴です。
滴下速度も調節できるので、自分好みのコーヒーを追求できます。
カリタのウォータードリッパーは、独特なデザインが特徴です。
水滴に合わせて動くシーソースプーンや、フラスコ型のコーヒーサーバーなど、インテリアとしても目を引く商品です。
ハリオのクリアタイプのウォータードリッパーは、インテリアとしてもおすすめの商品です。
クリアタイプのシンプルなデザインなので、どんな部屋にも合わせやすいですよ。
コールドブリューの器具
コールドブリューには専用の器具は必要ありませんが、コールドブリューに特化したボトルも販売されています。
コールドブリューの器具は以下のような商品があります。
ハリオの水出しコーヒーポットは、気軽に水出しコーヒーを楽しめる商品です。
洗いやすい設計になっているので、手入れもラクです。
ブルーボトルコーヒーのボトルは、おしゃれなデザインが特徴です。
デザインにこだわりたい方におすすめです。
DEAN & DELUCAからもコーヒーボトルが販売されています。
プレゼントとしてもおすすめですよ。
ダッチコーヒーとコールドブリューには違いがある!
ダッチコーヒーとコールドブリューはどちらも水出しのコーヒーですが、抽出方法や味わいが異なります。
ダッチコーヒーは滴下式、コールドブリューは浸漬式というのが大きな違いです。
コールドブリューはダッチコーヒーよりもさっぱりとした味わいになることも特徴です。
似ているようで違う2つのコーヒーを飲み比べるのも楽しいですね!
