コーヒーを飲んだ後、トイレに頻繁に行く経験はありませんか?
これは、コーヒーの利尿作用の影響です。
この利尿作用がいつまで続くのか、気になるところですよね。
ここではコーヒーの利尿作用がいつまで続くのかについて詳しく解説し、さらに利尿作用を抑えるための方法も紹介します。
コーヒーの利尿作用が心配な方は、ぜひチェックしましょう!
コーヒーの利尿作用って?

ここではコーヒーの利尿作用について紹介します。
カフェインに利尿作用がある
コーヒーの利尿作用は、コーヒーにふくまれるカフェインによるものです。
利尿作用とは、尿の排出をうながす作用のことです。
利尿作用によってトイレの回数が増えますが、体内の老廃物を排出しやすくなる効果もあります。
カフェインの利尿作用の仕組み
カフェインの利尿作用に関係しているのは、腎臓への2つの作用です。
腎臓の血管を拡張させる
カフェインには、腎臓の血管を拡張させる働きがあります。
カフェインは交感神経を刺激するので、腎臓の血管が拡張し、血液ろ過量が増加します。
血液ろ過量が増えることで、尿の生成量が増えます。
水分の再吸収を抑える
カフェインには、腎臓の水分の再吸収を抑える働きもあります。
老廃物などをろ過して尿が作られたあと、使えるものは血管に再吸収されます。
水分の多くも再吸収されますが、カフェインはこの再吸収を抑える働きがあります。
再吸収が抑えられることで、尿の量は普段よりも多くなります。
尿の生成量が増える働きと、再吸収を抑える働きが、カフェインの利尿作用を起こしています。
コーヒーの利尿作用はいつまで続く?
ここではコーヒーの利尿作用がいつまで続くのか紹介します。
コーヒーの利尿作用は数時間続く
コーヒーの利尿作用は、カフェインが血中に残っている間に続きます。
個人差はありますが、カフェインは効果が半分になるまで4~6時間かかります。
カフェインの効果が完全になくなるまでには、それ以上の時間がかかります。
カフェインによる利尿作用は数時間続くので、注意が必要です。
コーヒーの利尿作用を抑える方法
ここではコーヒーの利尿作用を抑える方法を紹介します。
コーヒーを飲む量を減らす
コーヒーを飲む量を減らすことで、利尿作用を抑えられます。
カフェインを取りすぎると、利尿作用は強くなります。
カフェインの入っていない飲み物に切り替えることで、コーヒーの利尿作用を抑えることができます。
カフェインレスのコーヒーを飲む
カフェインレスのコーヒーを飲むことで、利尿作用を抑えられます。
カフェインレスコーヒーなら、コーヒーの味を楽しみながらカフェインの摂取量を減らせます。
利尿作用でトイレが近くなることが心配なときは、カフェインレスコーヒーを選びましょう。
コーヒー以外のカフェイン量に注意する
コーヒー以外のカフェイン量を減らすことでも、利尿作用を抑えられます。
カフェインは、コーヒー以外の食べ物や飲み物にもふくまれています。

緑茶や紅茶、チョコレートにもカフェインがふくまれます
利尿作用を抑えたいときは、コーヒー以外からカフェインを取らないように注意しましょう。
寝る前はコーヒーを飲まない
睡眠中の利尿作用を抑えるためには、寝る前にコーヒーを飲まないようにしましょう。
寝る前にコーヒーを飲むと、カフェインの利尿作用に加えて覚醒効果も働きます。
覚醒効果によって起きている時間が長くなると、よりトイレを近く感じます。
利尿作用によって夜間にトイレに行く回数も増えるため、睡眠に影響が出ます。
利尿作用でトイレに行きたくない時は、寝る前のコーヒーを控えましょう。

コーヒーの利尿作用で脱水症状が起きる?
トイレが近くなると心配なのは、脱水症状です。
ここではコーヒーの利尿作用で脱水症状が起きるのか紹介します。
コーヒーの利尿作用で脱水症状にはならない
コーヒーの利尿作用で脱水症状になることはありません。
カフェインの利尿作用は弱いので、コーヒーを一日1~4杯程度飲んでも脱水症状になる可能性は低いです。
利尿作用が気になるときはカフェインレス!
コーヒーの利尿作用は、カフェインの摂取量を控えることで抑えられます。
利尿作用が心配なときは、カフェインレスコーヒーにするのがおすすめです。
コーヒーを飲むときは、利尿作用で悩まないように適量を心がけましょう。
